先日 新聞配達員の方から、エンジンはかかるが 速度が全然出ないとの事で お引き取りにうかがいました。
JA10 新聞カブです。
一応エンジンオイル確認しましたところ、
何じゃこれ？
オイルゲージに付着したたオイル あまりにも異常！！
即効 クラッチカバーを 開けさせていただきました。
この 異常さわかりますか？
（正解は）こんなに黒くはありません！
比較対象が無くて すみません！
ここまで やれば 分かりますか？（白丸部分）
何とオイルが ゼリー状？？
指先部 美味しそう（当方だけ？）なほど あんかけ状態！
底の部分 全て ゼリー状！見たことがありません！
なぜこんな事に？？
持ち主様にすぐに連絡！！
返答 車庫に長年 放置してあった オイルを入れられたそうでした！ え、長年？何年？（不明だそうです…）
（赤丸部）遠心クラッチと言う箇所になりますが、
焼き付きを見て下さいな！
年間 50機は オーバーホールしている当方ですが
初めて 見させていただきました。
（白丸部）オイルフィルターの 箇所ですが、
ここには カーボンの様なものが ギッシリ！
これでは オイルはエンジンに回りません。
先ほどの 白丸部
ラジペンにて 取り出しましたが ヘドロカーボンでフィルターが 確認出来ません。
左に置いてある 中古フィルターと比べて ください！
論外ですね！
経験で言いますと オイル切れ？などを起こしますと ピストンの焼き付きはあたりまえですが、結局全てにオイルが行かず 後に影響がでてきます。すなわち 全損！
結局 このエンジンは廃棄にしまして、中古エンジンに載せ替えと言う事で 解決いたしました。
中古エンジン代¥45.000-＋工賃¥12.000-＋税別
になりました。よいこの皆様は マネしないでくださいね！